
お子様が20歳を迎えられるという輝かしい節目。
これまでの成長を振り返る、かけがえのない時間ではないでしょうか。
切実な願いから始まりました。鈴乃屋は、1947年に東京・上野広小路で創業した、
70年以上の歴史を持つきもの専門店です。
鈴乃屋の振袖が選ばれてきた理由は、長年培ってきたきものへの知識と品質へのこだわり、
そしてお客様一人ひとりの想いに寄り添う姿勢にあります。
鈴乃屋が大切にしてきた歩みをご紹介します。
はじまりは、戦後の上野。わずか5反の見本で始まった鈴乃屋の歩み
1947年9月28日、戦後の復興期。
創業者・小泉清子が東京・上野広小路に構えたのは、わずか12坪の小さなお店でした。
開店当時の商品は、わずか5反の染の見本のみ。それが、現在の鈴乃屋のすべての原点です。
出征したまま戻らぬ夫を待ち、2人の幼い子どもを抱えながら、
小泉清子は「女性と母親の目線」を何よりも大切にしました。
当時、男性中心だった呉服業界において、彼女は徹底して品質にこだわり、お客様の暮らしに寄り添いました。
通常は2ヶ月かかるとされていた洗い張りを、職人と協力してわずか1週間で仕上げるなど、
誠実な商いを積み重ねることで、創業からわずか3年で百貨店との取引にも広がっていきました。
受け継がれる信頼と伝統美
1955年代、鈴乃屋はきものを「日本の美を象徴するファッション」として世界へ発信し始めます。
1959年に帝国ホテルで初のオリジナルコレクションを発表して以来、
毎年新作テーマを掲げ、きものの新しい可能性を追求し続けてきました
長年培ってきた技術と信頼は、格式ある衣裳調製の機会にもつながりました。
1964年には、当時の皇太子妃殿下(現在の上皇后陛下)の衣裳調製を承りました。
この信頼の絆は、今日まで大切に受け継がれています。
さらに、パリ、ベルリン、シンガポールといった世界各地できもの文化展を開催。
フランスの高級ブランド「ニナ・リッチ」との共同ショーなど、国境を越えて日本の伝統美を伝えてきました。

時代考証に基づく衣裳づくりで培われた知見
鈴乃屋の知見は、皆様が一度は目にされたことのある「物語」の中にも息づいています。
1984年の『山河燃ゆ』から始まり、これまで数多くの大河ドラマ作品の衣裳協力に携わってきました。
『篤姫』『軍師官兵衛』『真田丸』など、数々の名作において、時代背景を精緻に考証した衣裳を制作してきました。
衣裳考証を通じて深めてきた、染めや織り、刺繍をはじめとする加工技法への知見。
その積み重ねは、現在の振袖をはじめとするきものの選定をはじめ、
加工やコーディネートのご提案にも生かされています。

一生に一度のはたちのつどいを、想いに寄り添う一着で
大切に育ててこられたお子様が、20歳という節目を迎える「はたちのつどい」。
その大切な一日のために、鈴乃屋はこれまで培ってきた知見を生かし、振袖選びをお手伝いします。
創業者が抱いていた母としての想いは、今も私たちの根底に流れています。
品質にこだわり、時代に即した感性を取り入れながら、お客様にふさわしい一着をご提案すること。
それが、創業以来、鈴乃屋を支えてくださった皆様への恩返しであると考えています。
鈴乃屋の振袖が、お子様の新しい門出を鮮やかに彩り、
ご家族にとって心に残る「しあわせな瞬間」となりますように。
私たちはこれからも、きものひとすじに、皆様の想いに寄り添い続けていきます。