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お祖母さまのアンティーク振袖をお嬢さまにリメイク

近年よく耳にする「ママ振り」は、お母さまがお召しになった振袖をお嬢さまが着用されることです。「ママの振袖」で「ママ振り」ですね。

はたちのつどい(成人式)を迎えられる年齢の方々のお母さまは、時代的にもご自分の衣装をお持ちの方が多く、振袖が質の良いものが多い時代の時なので、ひと昔前のものであっても現代でもじゅうぶんに見劣りすることなくお使いになることができます。

それでは、そのまたお母さまの振袖、つまりお祖母さまの古いアンティークの振袖を、ママ振りと同じように、お祖母さまの振袖を受け継いで現代仕様にお孫さまにリメイク、アレンジして着用できるかどうかについてご紹介させていただきます。

お祖母さまのお振袖をお孫さまが着用できるかについていくつかチェックし、はたちのつどい(成人式)がご本人さまとそのご家族の方々の良き思い出となるようにお手伝いできればと思います。

 

1.振袖のリメイクとは

 

クリーニングや加工、サイズ直し

振袖や保管の状態によってクリーニングをおすすめいたします。シミが目立つところなどに金箔をふりかける加工などを施して汚れを目立たなくさせる方法もあります。

お祖母さまのサイズからお嬢さまのサイズに直すことが可能であればサイズ直しをすることもリメイクの一つですね。

コーディネートでアレンジ

お祖母さまの時の着用そのままのコーディネートではなく、小物を替えてアレンジすると同じ振袖での場合でもまた違った魅力が出てきます。お嬢さまのお好みや雰囲気に合わせてコーディネートを考えてみてはいかがしょう。

お顔に近い半衿は替えることをおすすめいたします。重ね衿、帯揚げ、帯締めも替えるとアンティーク振袖も表情が変わります。振袖に合いそうな帯を他にお持ちであれば帯も変えてみてはいかがでしょうか。

 

2.リメイクのメリット・デメリット

 

メリット① 他の人とかぶらない

ママ振りもそうですが、お祖母さまのものも質の良いものが多く、
その時代によって色や柄の雰囲気も現代の振袖とは違うので、他の人とかぶることがありません。

絶対に人とかぶりたくない方にはおすすめです。
お祖母さまのアンティーク振袖そのままのクラシックな雰囲気でまとめても素敵ですし、
リメイク、アレンジをすることによって現代的な感覚も取り入れると、他の方とはまた一味違った振袖スタイルになることでしょう。

メリット② はたちのつどい(成人式)の費用を抑えることができる

振袖一式を新しく購入またレンタル店で一式レンタルするよりも、
かかる費用は抑えることができて経済的負担は少なくなるでしょう。
進学などでただでさえ物入りな時期、着付けや写真撮影にもお金はかかってきます。少しでも費用を抑えることができると助かりますね。

メリット③ 3世代に受け継がれた特別なストーリーがある

その家に受け継がれた振袖を着たいと思う若い方も増えてきています。
3世代に受け継がれてきたというストーリーはその家だけのオリジナル、そこにはお祖母さまの振袖を3世代でコーディネートをどうするか話し合ったりして、
はたちのつどい(成人式)当日までその過程を楽しむことができます。

また御親戚やご友人の結婚式、卒業式など他の機会にまた利用することができます。お祖母さまがお召しになった振袖、思い出が詰まった振袖をお孫さまが着てくださるのは何とも嬉しいことでしょう。

 

デメリット① 前もって準備に時間が必要

クリーニングや加工、サイズ直しが必要な場合は時間がかかりますので余裕を持ってすすめていただきたいと思います。
できれば半年から1年前で準備をしていただくようおすすめいたします。

デメリット② 場合によっては費用もかかってくる

保管状態も良く、サイズ直しも必要がない場合は費用がかかりませんが、汚れがひどかったり、
クリーニングをして新たに仕立てし直したり、サイズ直しなどする必要がある場合は費用がかかってくることがあります。
そのものによって費用も違いますので、どれくらい費用がかかるかなど相談された方が安心です。

デメリット③ 今後もメンテナンスが必要になってくる

保管場所を確保し保管に気をつける必要があります。着物を着る機会が多く扱いに慣れている場合は負担にならないかもしれませんが、
不慣れな方には堅苦しい、面倒くさいと思われるかもしれません。また着物は湿気を嫌いますのでタンスを開けて風通しすることが必要にもなってきます。

 

2.アンティーク振袖のアレンジ

サイズ直しができて着用できる状態であり、ご本人もお祖母さまの振袖を着たいと思わるなら、
アンティーク振袖のリメイク、アレンジ、「こんなふうにしたい」というイメージを持ってコーディネートに取り掛かりましょう。

アレンジ①帯締め

帯締めは体の中心にくるところで目立つ部分です。一般の着物用の帯締めとは違って太めのもの、
パールやとんぼ玉などの装飾がついたものなどでポイントを作ってあげるとかわいらしいでしょう。帯締めはコーディネートの要なので気を抜くことなくお選びください。

アレンジ②帯揚げ

ペタンとした平織りのものではなく総絞りのボリュームのあるタイプが豪華で華やかです。
帯揚げは色とりどり豊富ですので振袖や帯、帯締め、重ね衿との相性を見てコーディネートを考えていきましょう。
洋服とはまた違って和服の色はもっとバリエーション豊かです。面積は小さいですが小物の色合わせは本当に大事、帯締めと共に重要な役割を果たします。

アレンジ③半衿

お顔に一番近いところなので半衿選びも大切です。上品にしたい、可愛らしくしたい、大人っぽくしたい、どう仕上げたいかによって半衿選びも変わってきます。
刺繍の入ったボリュームあるタイプがおすすめです。見える部分は少ないですが半衿がピシっと決まっていると見ていても気持ちのいいものですね。

アレンジ④重ね衿

お嬢さまの仕上げたいイメージをよくうかがって重ね衿の色も決めていきましょう。

たくさん色を重ねていきたいのか、グラデーションのように半衿と振袖を繋ぐような色を選ぶのか、またボリュームがある方、細身の方などお嬢さまの体型やお顔立ちの印象によっても重ね衿の色を考えてお選びいただけたらと思います。
お好きな色とお似合いになる色は違いますので、できればお顔近くに合わせてお顔映りの良い色をお選びください。

アレンジ⑤草履・バッグ

忘れがちですが草履は大切です。昔のものは細型が主流でしたが現在は台も鼻緒もゆったりしたもので草履に履き慣れていない現代の若い方には喜ばれます。
古い草履は使用していなくても、見た目に大丈夫そうに見えても劣化していることがあります。履いていたら急に壊れるということもあるので、
草履は新調していただきたいです。お足元も最後の仕上げの大事なところです。

バッグはスマホなど最低限入る小さめのバッグ、洋装用のバッグでも振袖に合うことがあるのでお使いになれるかもしれません。バッグと草履を同じ柄のセットのものもありますが単品どうしを組み合わせても問題ありません。

アレンジ⑥ヘアアレンジ

ヘアアレンジを現代風にアレンジすると印象はガラっと変わります。

毎年ヘアアレンジの流行も変わりますので、クラシックスタイルもよし、水引などの小物でアレンジするもよし、お嬢さまのお好みとお似合いになる雰囲気を大事にヘアアレンジを楽しみましょう。

 

3.振袖一式を準備・チェック

 

汚れや傷みがないかどうか

お祖母さまの振袖となると年月はかなり経っているので、どうしても生地そのものや糸が弱っていることが考えられます。また保管状態によりシミ、カビなどが出ているかもしれません。

まずは振袖がどういう状態であるか確かめるためにタンスなどから出してチェックをしてみてください。

サイズはどうか

現代人の体型と昔の方とでは体型に違いがあります。現代人の方が身長は高く腕の長さも長いでしょう。

お祖母さまとお嬢さまの身長が同じくらいであれば問題はないのですが、
身長差がある場合はサイズ直しをする必要があります。昔の着物の巾や長さが現代のものより狭く短いので、
場合によってはサイズ直しができない場合も出てきます。

専門店でチェックしてもらうのがおすすめ

汚れや傷みがどんなものか、サイズ直しは必要なのかまたできるかなど、わからないことがたくさん出てくると思います。
やはり専門店で実際チェックしてもらうことが一番良い方法です。

その際にお嬢さまが一緒にご来店できればよいですが学業や仕事で忙しく時間を合わせて来店されることが難しい場合は、身長や体型(例えば、やせ型、なで肩)などお伝えいただけたらと思います。

 

4.まとめ

いかがでしょうたでしょうか。
お祖母さまのアンティーク振袖をリメイク・アレンジのメリット、デメリットなどご紹介いたしました。

まずそのアンティーク振袖をお嬢さま本人がお召しになりたいのか、また着用可能な状態であるのかないのかなどでご判断いただけたらと思います。

人生の一度きりの大切なイベントです。しっかり話し合って準備を進めていきましょう。
ご不明な点などまたお気軽にお問い合わせくださいませ。お嬢さま、ご家族さまにお役に立てれば幸いでございます。

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