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美しい日本の伝統を守る 振袖作法の基本とポイント

日本の伝統でもある振袖ですが、普段着慣れないものだからこそ、知らないことも多いのではないでしょうか。
振袖の着付けを正しくできないと、着崩れの原因になります。振袖を着たときの襟元の作り方や、帯の結び方はもちろん、歩き方・座り方・袖の扱いなどの作法についても覚えておかなくてはいけません。
振袖を着てより美しく見せるためにも、基本が大切です。
そのためのポイントやマナーについて、わかりやすく解説していきたいと思います。
 

1.振袖の正しい着付け方の手順

振袖を着るときに、自分で着付けをしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。着付けには知識や技術が必要になり、着物以上に難しいと言われているのが振袖です。帯の結び方によっては、一人では難しいケースもあります。
華やかな結び目にしたいときは、着付けのプロに任せるのをおすすめします。とはいえ、正しい着付け方の手順を知っていると、当日着崩れたときにも安心です。
ある程度自分でお直しできるように、事前に勉強しておきましょう。
着付けに必要なものをピックアップして紹介します。

着物関係

振袖・帯・帯揚げ・締め・伊達襟

着付けの肌着

肌襦袢・長襦袢・足袋・裾除け・補正パッド・半衿・衿芯・タオルなど

その他小物

腰ひも・前板・後ろ板・帯枕・伊達しめ・バッグ・草履

これらのアイテムを準備しておきましょう。他にも振袖の着付けを簡単にしてくれるような、便利アイテムを使う方法もあります。
例えばコーリングベルトやマジックベルトなどもあるので、使いやすいアイテムをそろえておき、振袖の着付けに使えるようにしておきましょう。
着物は全体のコーディネートになるので、振袖の雰囲気にあったものを選ぶのはもちろん、一生に一度のことだからこそ気に入ったものを選びましょう。

 

2.正しい着付けの方法を紹介

自分で着付けをするときの正しい方法を紹介します。着付けの手順が決まっていますので、事前準備をしっかりと行い、着付けをスムーズにできるように準備しておきましょう。

和装下着を着る

振袖を着る前に、まずは和装下着を着て寸胴に見えるように調整していきます。次に、肌襦袢を着て形を整えていきます。肌襦袢は汗をかいても吸収してくれるのはもちろん、着崩れを防ぐ効果もあります。
裾よけは静電気を防ぎ、歩きやすくしてくれる効果も期待できます。さらに、足袋を先に履いておくと、着付けしたあとの着崩れ防止にもなります。

長襦袢を着る

下着や肌着を着用したあとに、長襦袢を身につけます。汗から守ってくれるアイテムになり、振袖は「礼装用」のものを選ぶのが基本です。事前に衿芯を通しておき中心に合わせると、着こなしが美しくなります。
衿の後ろを少し下げて角度を調整しておきます。さらに、下前と上前を合わせ、紐を締めます。背中のしわやたるみをとって、伊達締めで固定します。

振袖を着る

振袖を着るときは、袖を通したら衿をもって羽織を正していきます。振袖を中心に合わせるのがポイントです。
次に裾の長さをくるぶしが隠れる程度に調整し、腰元に合わせて腰ひもを使い固定していきます。あまりゆるすぎると着崩れの原因になるので注意してください。
さらに、身八つ口から手を入れおはしょりを整え、伊達締めで固定します。整えながら全体のラインを意識することが大切です。

帯を結ぶ

振袖はシンプルな帯の結び方から、華やかで難易度の高い帯の結び方があります。一般的には「立て矢結び」がよく見られる方法です。斜めにして蝶結びをしているような形になるので、シンプルながら振袖との相性も確かです。
立体感もあるので華やかな印象になるのがポイントです。好みに合わせて振袖の結び方を模索してみるのも楽しいかもしれません。
 

3.振袖を着こなすときのポイント

振袖は洋服とは違うのもあり、着崩れを防ぐためにも歩き方や座り方などの動きにも注意しなくてはいけません。
立ち振る舞い一つでもせっかく素敵な振袖を着ていても台無しになってしまうことも…。振袖を長く美しく着こなすために覚えておいてほしいポイントを紹介したいと思います。

歩き方のポイント

振袖を着たときは、大股にならないように注意しながら歩幅を小さめにすることが大切です。右手を着物の端の部分に添え、少し内またを意識するように歩きましょう。裾が大きく開くこともなくなりますし、より上品な印象になります。
また、足元ばかりを意識してしまうと、猫背になることもあるので注意しましょう。振袖を着るときは歩幅を小さくゆっくりと移動すること。そのため時間に余裕を持てるようなスケジュールを考えておきましょう。慌てて走ることのないようにしてくださいね。

座り方のポイント

振袖を着て座るときにも注意しなくてはいけません。背中に帯がついているので、いつも通り背中をつけて座ってしまうと、帯が崩れ残念な印象になってしまいます。
特に振袖を着てはたちのつどい(成人式)に参加すると、長時間座ったままになります。着慣れていない着物でつい背中をつけたくなるものですが、帯が崩れないように椅子には浅く座るようにしましょう。
また、袖も長いので、引きずらないように意識しつつ、膝の上に畳んで添えます。床に垂れ下がったままになると、汚れてしまうので気を付けましょう。
また、足もそろえて少し引いた状態にするのがポイントです。足を投げ出すと一気に上品さがなくなってしまうので、せっかくの振袖も台無しになってしまいます。

立ち方のポイント

振袖を着ているときは、立ち方にも意識しなくてはいけません。振袖や着物は、立ち姿の美しさが大切になってきます。
背筋はきちんと伸ばし、下を見ずに軽く顎を引き、前を向きます。手は横にぶらぶらさせるのではなく、体の前で自然に組むようにすると、落ち着いた印象に見えます。
振袖を着たときは見え方を意識することが大切です。一度、鏡の前に立ってみて自分の立ち姿を確認してみるといいかもしれません。姿勢を見直すポイントが見えてくると思います。

階段を使うときのポイント

振袖を着て階段を移動することもあると思います。階段の場合、袖と裾を引きずってしまわないように注意しましょう。着物の端を軽く持つこと、裾は踏まないように注意しましょう。
振袖を着るときに裾を上げすぎてしまうと、見た目の美しさが損なわれてしまいます。軽く上げる程度にしておき、ゆっくりと歩くようにしてください。階段は踏み外しやすくなるため、大股にならないように気を付けましょう。
家族と一緒にいるときは、サポートをお願いしてもいいと思います。

落としたものを拾うポイント

振袖を着ているときに落としたものを拾うシーンもあるかもしれません。つい慌ててしまう気持ちもあるかもしれませんが、焦らずとるようにします。
右袖を右上にかけて引きずらないようにすることはもちろん、左袖をまとめつつ上前をつまみます。着崩れ防止のためのポイントになるので事前に練習しておきましょう。そのまま腰を落としてとるだけです。
着崩れを防ぎつつ、美しい取り方ができるポイントです。ちなみに履物を脱ぎそろえるときにも使える方法になるので、覚えておきましょう。

トイレに行くときのポイント

振袖でトイレに行くこともあると思います。洋服とは違い、トイレに行きにくそうだな…と不安に思う人もいるかもしれません。まずは落ち着いて、余裕をもって移動することが大切です。
袖は両方をひとまとめにし、くるっと結んでおくようにします。もしくは専用のクリップもありますので、留めておくのをおすすめします。裾の部分はたくし上げるようにして帯の下に持っていき帯締めに挟み込みます。
なかに着ている襦袢も忘れずに行うようにしてください。トイレは余裕をもって移動すれば問題ありません。
また、トイレから出て手を洗う時も、両袖をまとめておくと簡単です。クリップを持って移動するようにすれば、袖が心配なシーンでも問題なく使えるようになります。水はねだけは注意しつつ行うようにしてください。
ゆっくりと行えば着崩れも置きにくくなります。トイレの全身鏡を見て確認するようにしておくと、早い段階で気付けるようになりますし、整えやすくなるのでおすすめです。
 

4.まとめ

振袖を正しく着こなすためのポイントを紹介しました。
・事前準備はしっかりと行う
・正しい着付けの順番を守る
・焦らず時間に余裕をもって行動する
など、いつもと違う服装だからこその注意点があります。大股で歩いてしまいがちな人は小股・内またを意識して歩くだけでも着崩れしにくくなります。
振袖を着て立つとき、座るときは袖や裾にも注意しつつ、汚れないように工夫することを忘れないでくださいね。
 

まるやま・京彩グループ

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