娘さんのはたちのつどい(成人式)は、親にとっても感慨深い一日です。
そんな特別な日の準備の中で最も重要なものの一つが振袖の選び方です。
オーダー振袖にするか、レンタル振袖にするか、どちらも魅力的な選択肢ですが、どちらが最適かを決めるには、それぞれの特徴やメリット・デメリットをよく理解する必要があります。
このコラムでは、お母様が娘さんのはたちのつどい(成人式)の準備を進める際に役立つ情報を、具体的にわかりやすくご紹介します。
目次
1. オーダー振袖とレンタル振袖の違いとは?
まずは基本的な違いを確認していきましょう。
オーダー振袖は、娘さんの体型や好みに合わせて一から仕立てる、いわば世界に一つだけの振袖です。自分にぴったりのサイズで作られるため、フィット感が良く、シルエットも美しくなります。また、デザインや柄、色合いなど細部に至るまでカスタマイズが可能です。
例えば、娘さんが好きな色やお母様の思い出のある模様を取り入れることができるなど、オーダーならではの自由度があります。購入することで、はたちのつどい(成人式)後も結婚式や親族の集まりなど、再利用できる点も魅力です。
一方、レンタル振袖は、あらかじめ既製の振袖を借りて利用する形式です。サイズやデザインの選択肢が限られているものの、予算を抑えられ、はたちのつどい(成人式)が終わった後のクリーニングや保管などの手間が一切不要です。
特に、はたちのつどい(成人式)だけで振袖を着る予定がある場合は、費用面や手間の少なさから、多くの方がレンタルを選ぶ傾向にあります。
2. 2. オーダー振袖のメリット3選
では、オーダー振袖を選ぶメリットについてさらに詳しく見ていきましょう。
1. 完全にオリジナルな振袖が手に入る
オーダー振袖の最大の魅力は、何といっても他にはないオリジナルな一着を手にできる点です。
例えば、伝統的な模様と現代的な要素を融合させたデザインにしたり、娘さんの好きな色合いで個性を引き立てたりすることができます。家族で受け継がれてきた模様を取り入れたり、お母様の振袖を参考にしながら新しい一着を作ることも可能です。
2. 娘さんにぴったりのサイズで美しいシルエット
オーダー振袖は娘さんの体型に合わせて仕立てられるため、既製品にはない美しいシルエットを実現できます。
背が高い方や、少し体型に特徴のある方も、自分に合ったサイズで作れるので、着崩れもしにくく、一日中快適に過ごすことができます。はたちのつどい(成人式)の写真撮影では、より美しい姿を残せるでしょう。
3. 将来のイベントにも活用できる
オーダー振袖は一度きりではなく、結婚式や親族の集まり、またはお正月など、さまざまな機会に再利用できます。たとえば、娘さんが結婚してから、妹さんや親族に振袖を譲ることができるなど、家族で大切に使い続けることができます。
振袖は日本文化において重要な衣装であり、将来的に活用できる可能性があるという点で、オーダー振袖には価値があります。
3. オーダー振袖のデメリットと選ぶ際の注意点
オーダー振袖には多くのメリットがありますが、注意すべきポイントもあります。ここでは
デメリットと、それに対する対策を考えてみましょう。
1. コストが高くなる
オーダー振袖はレンタル振袖に比べて費用が高くなる傾向があります。振袖自体の価格に加えて、帯や小物なども一緒に揃える必要があり、総額で数十万円から100万円近くになる場合もあります。
ただし、価格を抑えたい場合は、シンプルなデザインを選ぶ、装飾を控えめにするなどの工夫で、予算に合った振袖を作ることも可能です。
2. 準備に時間がかかる
オーダー振袖は一から作るため、制作に時間がかかります。特に繁忙期には職人のスケジュールが埋まりやすいため、半年以上前にオーダーを始めることが推奨されます。
デザインを決めたり、採寸したりする作業も含めると、はたちのつどい(成人式)直前になってからでは間に合わない場合があるので、早めの計画が重要です。
3. メンテナンスや保管が必要
購入した振袖は、クリーニングや保管に気を使う必要があります。湿気や直射日光による変色を防ぐため、防湿剤を使ったり、振袖専用の収納ケースに保管するなどの対策が必要です。
また、定期的に状態を確認しておくことで、長期間美しい状態を保つことができます。
4.オーダー振袖がおすすめな方とは?
では、どのような方にオーダー振袖が向いているのでしょうか?
1. 娘さんに特別な一着を用意したいお母様
はたちのつどい(成人式)は一生に一度の特別な日。そんな日に娘さんだけのオリジナルな振袖を着せてあげたいと考えているお母様に、オーダー振袖はぴったりです。
製品にはないデザインの自由度や、自分の体型に合ったぴったりのサイズ感は、はたちのつどい(成人式)をより特別なものにしてくれるでしょう。
2. 将来にわたって再利用を考えている方
振袖は、日本文化において何度でも利用できる貴重な衣装です。結婚式や親族の式典、さらに娘さんの子供がはたちのつどい(成人式)を迎えるときなど、振袖を再び着用する場面が訪れるかもしれません。
また、振袖を妹さんや他の家族に譲ることができるため、長く大切に使うことができます。
3. 既成の振袖では満足できない方
レンタル振袖では、サイズやデザインに限界がある場合があります。既製品では娘さんの個性を十分に引き出せない、または体型に合ったサイズが見つからないと感じた場合、オーダー振袖はその悩みを解決してくれます。
自分だけの一着で、娘さんが一番輝ける姿を実現することができます。
4.まとめ
お母様が娘さんのはたちのつどい(成人式)に向けてオーダー振袖とレンタル振袖のどちらを選ぶべきかは、費用、準備期間、将来的な利用を踏まえて総合的に判断することが大切です。
もし費用や手間を抑えつつ手軽に利用したい場合はレンタル振袖が適しているかもしれませんが、娘さんだけの特別な一着を作りたい、また将来に渡って家族で振袖を活用したいと考えている場合は、オーダー振袖が最適な選択肢です。
はたちのつどい(成人式)の準備は早めにスタートすることで、より多くの選択肢を検討することができます。
まるやま京彩グループでは、一生に1度の大切な晴れの日が素敵な思い出になる様、振袖選びからヘアスタイル、コーディネートまで、着物専門店のスタッフがトータルサポートいたします。
どんな振袖が似合うか、どんな髪色が似合うかなど、店舗スタッフにお気軽にご相談ください。
ご来店をお待ちしております。