はたちのつどい（成人式）でどんな振袖を着るのか、迷う女性も多いのではないでしょうか。
人生に一度のことですし、大切な記念になるイベントだからこそ迷ってしまうものですよね。
そんなはたちのつどい（成人式）にママ振袖を選ぶ人が増えています。
どうしてママ振袖がここまで注目されているのか、その理由について詳しく紹介していきたいと思います。
目次
1. ママ振袖を選ぶ割合は
ママ振袖は、今の振袖とは違うレトロさがおしゃれであるのはもちろん、着物の質がよく高級なものが多くみられます。
メディアでも、ママ振袖ブーム到来といわれていますが、実際にどのくらいの人が着ているのかも気になるところですよね。
とあるアンケートによると、ママ振袖を着用している女性の割合は、全体の3割程度になると言われています。
10人に3人程度の割合で、ママ振袖を着用しはたちのつどい（成人式）に参加していることになります。
以前は1割ほどだったと言われていることを考えると、ママ振袖の需要が格段に伸びているのがわかると思います。
はたちのつどい（成人式）で、ママ着物を着ているかどうか見分けがつかない人もいますが、他の人とは被らないデザインもとても素敵ですよね。
また、はたちのつどい（成人式）で振袖のカタログを見たものの特に気になるデザインがなく、ママ振袖になったと話す人もいます。
今は、形にとらわれずおしゃれを楽しむ人も増えているため、選択肢も増えていると感じます。
はたちのつどい（成人式）の振袖は、好みで選ぶのをおすすめします。
2. ママ振袖のブームが到来している理由とは
ママ振袖を着用することは、今までにも少数ですがいたことがわかります。
どうして今になってから、ママ振袖のブームが到来しているのか不思議に思っている人もいるのではないでしょうか。
ママ振袖ブームが到来しているのはこんな理由があります。
・人と被らない個性的なデザイン
・落ち着いた色の着物が多い
・着物の質がよい
・親孝行ができる
・予算を抑えてはたちのつどい（成人式）ができる
・活用できる幅が広い
それぞれ説明したいと思います。
①人と被らない個性的なデザイン
はたちのつどい（成人式）の振袖には、時代によっても流行りがあります。
ママ世代がはたちのつどい（成人式）を行ったときに流行っていたのは古典柄だと言われています。
一時期、華やかなデザインの振袖が流行った時期もありますが、古典柄ははやりすたりがなく着こなしやすい柄でもあるのです。
今の振袖に描かれている古典柄とは少し違うからこそ、それが個性的で魅力に感じる女性が多いのも理由です。
特に、古典柄の人気も再熱しているため、あえて大正ロマンを意識したコーディネートに挑戦する女性もいますし、レトロさを出しておしゃれを楽しんでいる女性もいます。
振袖は、式典に参加すると同じような色やデザインのものも多く、つまらないと感じているのではないでしょうか。
人と被らないデザインだからこそ“自分らしさ”を演出できるのも魅力の一つですね。
②落ち着いた色の着物が多い
ママ振袖の時代は、今よりも落ち着いたダークな色合いの着物がメインです。
振袖というと、華やかな赤やピンク、水色・緑・黒などの色彩を思い浮かべる人もいると思います。
ママ振袖の時代は赤でもえんじ色に近いものもありますし、深緑や黒など落ち着いた色が流行っていました。
振袖を着るなら、シックに大人っぽい雰囲気にしたいと考える女性も増えています。
実際に近頃人気の振袖色には白も急上昇しているそうです。
落ち着いた雰囲気を演出できるのも、ママ着物の魅力といえます。
③着物質がよい
ママ振袖の時代は、一つひとつ職人の手作業によってつくられた高品質な振袖が多い時期でもあります。
そのため、今の振袖よりも高価で上質なものが多くみられます。
当時は振袖をそろえるために百万円単位のお金をかけていたご家庭もあるそうです。
質の高い着物は、時代が経過していても古臭さを感じません。
生地もしっかりとしているので、メンテナンスさえしっかりとしていれば十分に着用できると思います。
着物は質感に良さが重要で、実際に着用してみるとその違いを実感できると思います。
大切な人生の節目にこそ、上質な振袖を堂々と着こなしたいものですね。
④親孝行ができる
ママ振袖には、たくさんの思い出が詰まっています。
「せっかくあるものだから使って欲しかった」
「思い出を共有できたら嬉しいと思った」
「私もほとんど着ていないのでもったいない」
などのさまざまな気持ちがあるのではないでしょうか。
当時、お祖母様がたくさんの想いをこめて用意した振袖を、孫の世代にまで受け継がれ着てもらえたら嬉しいと思うものです。
当時の記憶を思い出して、感動してしまうお祖母様もいるのではないでしょうか。
はたちのつどい（成人式）は、大人になるための節目でもあり、今まで育ててくれた両親や温かく見守ってくれた祖父母にも感謝の気持ちを伝えることができます。
ママ振袖を着ることで、親孝行にもなると、あえて選ばれる女性もいます。いい振袖は時代を超えて受け継がれるものですし、色褪せる事なく楽しめるものです。
もちろん、はたちのつどい（成人式）の振袖は着る本人がどう思うかも重要です。親が着てほしいと思っても、なかには好みの色やデザインが合わずに別の振袖を用意することもあります。
ママ振袖のこうした想いを踏まえつつ、どんなデザインにするか親子で話合いをしつつ決められるといいですね。
⑤予算を抑えてはたちのつどい（成人式）ができる
はたちのつどい（成人式）では、何かとお金がかかるものです。
ママ振袖の状態によっては見直しも必要になりますし、クリーニング代などある程度のお金はかかります。
それでも、すべてを購入する、レンタルするよりも費用を抑えられるのも理由の一つです。
はたちのつどい（成人式）で、そこまで費用がかけられないおうちもあると思います。
ママ振袖に小物は新調して、娘さんようにアレンジしても素敵だと思います。
予算を抑えつつ、おしゃれな振袖を着こなしたいと考えている人にとってもママ振袖に魅力を感じるのだと思います。
⑥活用できる幅が広い
振袖というとはたちのつどい（成人式）だけで着るものをイメージしがちですが、卒業式や結婚式（未婚）でも着用できます。
はたちのつどい（成人式）の着物をレンタルした人とは違い、お直ししておけば何度でも着用できます。
大学の卒業式で、袴をつけて着る人もいますしママ振袖を着て華やかさを演出することもできます。
卒業式でも、他の人と被ることもありませんし上質な素材なのが十分に伝わると思います。
また、結婚式に参加する機会があれば振袖を着ることもできます。
これからこうした催事ごとに出席する機会が多くなりそうな人は、はたちのつどい（成人式）以外でも、活用できる幅が広く無駄になりません。
3. ママ振袖はいつまでに準備をするもの？
ママ振袖をはたちのつどい（成人式）に着ていく場合、準備がギリギリだと間に合わなくなってしまう可能性があります。
もし、振袖を決めているのであれば、はたちのつどい（成人式）の前の年の夏休みまでには、一度状態を確認して修復が必要かどうかを判断するのをおすすめします。
長期間保存していた着物になると、シミがそのままになっていることもあるかもしれません。
実際に着てみて、着丈の修復が必要な場合もありますし、合わせる小物を考える準備もあります。
はたちのつどい（成人式）近くになってしまうと、混雑していて時間がとれなくなってしまうこともあります。
ママ振袖をはたちのつどい（成人式）に着たいと考えているのであれば、一度相談して状態を確認したうえで必要なものを見直すようにしましょう。
4. まとめ
ママ振袖のブームが到来している理由についてまとめてみました。
・個性的なデザイン
・落ち着いた色の着物
・着物質がよく高級
などの着物そのものの良さも理由としてあります。
ママ振袖を着ることで親孝行ができると考えている人も多いようです。
大人になると自分の想いを伝える機会は、なかなかないものです。
はたちのつどい（成人式）を通して、今まで大切に育ててもらった両親に対して、恩返しの気持ちを伝えられたらいいですよね。
振袖ははたちのつどい（成人式）だけだと思われがちですが、実はいろいろな場所で活用できるものだからこそ、上手に活かしていきましょう。
上質な着物は100年でも着られると言われていますし、ママ着物を大切に保管していれば長い期間使える可能性もあります。
上質な着物は時代を超えて愛されるものだからこそ、ママ振袖も検討してみてくださいね。
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