「はたちのつどい(成人式)の前撮りをしたいけど、いつがベストシーズンなの?」
そのような質問を毎年多くのお客様からいただきます。
せっかくの前撮りですから、一番良いタイミングで撮りたいものですよね。
このコラムでは、はたちのつどい(成人式)の前撮りを撮影するベストシーズンとそのメリットを解説いたします。
あわせて紹介させていただくのは、気になる料金相場です。
理想通りの前撮り写真にするために、ぜひチェックしてくださいね。
目次
1.はたちのつどい(成人式)前撮りのベストシーズン
前年の3月~4月
はたちのつどい(成人式)の前年の春(3月~4月)が、前撮りのベストシーズンです。
メリットは、
・予約が取りやすいこと
・過ごしやすい気温
・桜と一緒のロケーション撮影ができる
ことがあげられます。
前撮りをレンタル振袖でお考えの方が多いかもしれません。
3月~4月は、その年のはたちのつどい(成人式)が終わり、レンタル振袖店が落ち着いてきたころです。
前撮りの予約にも空きが見られ、この時期は取りやすくなっています。
ご自分の振袖やママ振袖をお考えの方は、もしかしたらまだお手元に振袖が用意されていないかもしれません。
振袖がもうすでに準備されているという方は、ご自身で前撮りの予約を取らなければいけない場合もあります。
着付け・ヘアメイクの美容院、前撮りスタジオ、カメラマン等も、この時期は比較的予約が撮りやすいです。
また、振袖をお召しになるのに、気温は重要なポイントとなってきます。
3月~4月の気温は、振袖をお召しになるのにピッタリです。
寒くもなく、暑くもなく、ロケーション撮影のため振袖で外にいても快適に過ごせます。
振袖は、何枚も重ねて着付けるので、体幹部分はあまり寒さを感じません。
むしろ暑さを感じるシチュエーションが多いです。
しかし、大きく開いた袖口、足袋がむき出しの足元から冷気が入ってきます。
かといって、洋服のように一枚脱いで調節するということもできないので、体温調節が難しいのです。
その点、春は気温による不快感をあまり気にしなくてよいので、振袖を一番楽しめる時期と言えます。
例年多くいらっしゃるのは、桜と一緒のロケーション撮影を希望される方です。
桜と振袖のコラボレーションは、とても感動的で写真という形に残せると一生の思い出になります。
しかし、桜が咲いている期間は短いです。
ちょうど満開の時に予約が取れるかどうかは、ある意味運になってしまうかもしれませんが、ご希望の方はトライしてみてください。
3月~4月は意外と雨の多いシーズンではあります。
レンタル振袖店の店内で、着付け・ヘアメイク、前撮りがすべて済ませられると、天気を心配しなくてもよいので安心です。
屋外でのロケーション撮影をご希望の場合は、雨天時の対応を契約時に確認してください。
振袖の生地は、水に弱いです。
前撮りで雨に濡れてシミができてしまうと、はたちのつどい(成人式)当日に振袖をお召しになれなくなってしまう可能性もあります。
雨天時は、別日に予約を取り直せるかどうかは、トラブルを避けるためにも大切です。
前年の5月~6月
はたちのつどい(成人式)前年の初夏(5月~6月)も、おすすめしたい前撮りシーズンです。
メリットは、
・比較的、予約が取りやすい時期
・新緑の気持ちの良い季節
・GWで家族が集まりやすい
ことが、あげられます。
レンタル振袖店の5月~6月は、比較的余裕があります。
二年後のはたちのつどい(成人式)のレンタル振袖をお選びになる高校3年生は、1月~3月にお見えになることが多いです。
この時期は、レンタル振袖の予約をするお客様の波が過ぎたころなので、前撮り撮影も比例して予約が取りやすくなっています。
初夏のこの季節は、新緑の樹々や植物がイキイキと輝きます。
グリーンを背景にした振袖のロケーション撮影は、さわやかで素敵です。
快適な気温の日も多いですが、急に暑くなることも考えられます。
真夏のような暑さになると、振袖で屋外に長時間いることは難しくなるので、その点考慮に入れておいてください。
また、5月~6月になると、どの地域も年間降水量が高まってきます。
特に、6月になると梅雨に入ることが考えられ、湿気に弱い振袖にはあまり得意ではない季節であることも事実です。
振袖での屋外移動がなくてすむ、スタジオ撮影を選択されたほうがベターかもしれません。
5月にはGWの大型連休があります。
ご家族、ご親戚が集まりやすいので、前撮りの撮影前や撮影後に振袖姿を見せられる良いタイミングです。
ご家族皆様で、前撮りされる方もいらっしゃいます。
ご家族が揃って写真を撮る絶好の機会です。
思い出を共有して、絆を深めてください。
2.前撮りの予約の取りやすさと気候にご注意
「3月~6月以外は前撮りしない方がいいのかな?」
と、心配になってしまわれた方もいらっしゃると思います。
もちろん、他のシーズンでも前撮りは可能なのでご安心ください。
ただし、注意しなければならない点があるので、考慮に入れてお考えいただきたいです。
1月~2月
レンタル振袖店、撮影スタジオ、カメラマンともにとても忙しい時期で、予約が取りにくくなっています。
予約が取れても、お客様が多く、慌ただしい雰囲気になってしまうかもしれません。
気候的には、防寒着を着られない振袖には寒さが厳しい時期です。
雪が降ると移動が大変になります。
特別な理由がなければ、避けた方がよろしい時期です。
7月~8月
二年後のレンタル振袖の予約に来られる方の、二回目のピークの時期にあたります。
撮影スタジオやカメラマンの予約は取りやすいですが、レンタル振袖店が混んでいる可能性があります。
レンタル振袖と前撮りのセットプランにされている方は、お早めに予約してください。
気候的には、暑さの厳しい時期です。
振袖をお召しになっていると、さらに暑くなってしまいます。
汗でメイクが崩れてしまうかもしれません。
ロケーション撮影は、諦めていただいた方が良いかと思います。
9月~10月
繁忙期を過ぎて、ご予約は取りやすい時期です。
気候的には、まだ酷暑の日々が続くため、振袖をお召しになっているとそれだけで体力が奪われてしまう可能性があります。
また、台風の多い時期なので、移動に苦労されるかもしれません。
ロケーション撮影は、避けたほうがよろしいかと思います。
11月~12月
七五三、クリスマス、年末とイベントごとが続く時期です。
撮影スタジオ、カメラマン、美容院は予約が取りにくくなります。
ご希望の方は、お早めに予約することが必要です。
季節的には、紅葉が美しく、過ごしやすい気温になってきます。
ロケーション撮影では、情緒あふれる背景が期待できます。
3.前撮りの料金相場は?
「前撮り料金の相場っていくらくらいになるのかな?」
前撮りのベストシーズンが分かったところで、次は料金相場が気になるポイントです。
前撮り料金の相場は、大きく分けて以下の3タイプで変わります。
・前撮り撮影のみ
・前撮り撮影+振袖レンタル+着付け・ヘアメイク
・前撮り撮影+はたいのつどい(成人式)当日の振袖レンタル・着付けヘアメイク
詳しく説明いたします。
前撮り撮影のみ
前撮り撮影のみの料金相場は、1~3万円です。
撮影のみなので、振袖レンタル・着付け・ヘアメイクは料金に含まれません。
撮影スタジオの費用、もしくはカメラマンへの料金です。
振袖のお支度はついていないので、お手元に振袖のご準備が出来ていることが前提となっています。
なおかつ、ご自身で着付師や美容院を探して、撮影に間に合うように予約することが必要です。
ご自身でカメラマンをお探しになる場合、料金は大きく異なります。
Webでお探しになることが多いと思いますが、人気のカメラマンは高額になるかもしれません。
料金は、契約前にしっかりと確認してください。
撮影スタジオの場合、データと何枚かの写真プリントがセットプランに入っていることが多いです。
さらにアルバムや、フォトブックを作る場合は有料オプションとなります。
プリント写真、アルバム、データ、どのように商品を受け取るかで料金が変わるので注意してください。
前撮り撮影+振袖レンタル+着付け・ヘアメイク
前撮り撮影に振袖レンタルと着付け・ヘアメイクがセットになったプランの料金相場は、4~7万円です。
写真のプリントとデータがプランに含まれていることが多くなっています。
・はたちのつどい(成人式)に参列しないけど、写真だけは残したい。
・はたちのつどい(成人式)とは違う振袖で前撮りしたい。
・自分で着付けヘアメイクの予約をするのが面倒。
そのような方におすすめのプランです。
振袖レンタル店で契約すれば、着付けヘアメイクの時間を自分でセッティングしなくて済みます。
店舗内でヘアメイク・着付け・撮影がすべてできることも多いので、移動する必要がなく効率的です。
お選びになる振袖によって、料金が大きく異なります。
新作や作家ものの振袖は、高額になる傾向です。
前撮り撮影+はたちのつどい(成人式)当日の振袖レンタル・着付けヘアメイク
はたちのつどい(成人式)当日のレンタル振袖、着付け・ヘアメイクと前撮り撮影がセットプランに含まれている場合を指します。
写真のプリントとデータがプランに含まれて、料金相場は15~25万です。
前撮り撮影時の着付け・ヘアメイクも含まれることが多く、振袖ははたちのつどい(成人式)当日にお召しになる振袖を準備します。
・はたちのつどい(成人式)当日のヘアメイクの予行練習にしたい
・自分で前撮り撮影の予約をするのは面倒
というような方におすすめです。
はたちのつどい(成人式)に関する予約がすべてできるので、頭を悩ませなくてすむことは魅力的です。
お選びになる振袖によって、料金が変わります。
また、前撮り撮影のポーズ数や受け取るデータ数が制限されることもあるので、あらかじめ契約内容を確認してください。
8.まとめ
・はたちのつどい(成人式)の前年の3月~4月が、ベストシーズン。
・前年の5月~6月もおすすめ。
・1月~2月は、予約が取りにくい。
・7月~10月は、気温が高く振袖に適さない時期。
・11月~12月は、イベントごとが多く予約が取りにくい。
・前撮り撮影のみの料金相場は、1~3万円。
・前撮り撮影に振袖レンタルと着付け・ヘアメイクがセットになったプランの料金相場は、4~7万円。
・はたちのつどい(成人式)当日のレンタル振袖、着付け・ヘアメイクと前撮り撮影がセットになったプランの料金相場は、15~25万。
はたちのつどい(成人式)の前撮り撮影をする、ベストシーズンとそのメリットを解説しました。
前撮りの料金相場を参考にして、人生の記念となる一枚を残してくださいね。