はたちのつどいの式典は、都道府県や市町村によりスケジュールが異なります。当日どのように動いたらいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで、振袖の着付けをする時間などをまとめたスケジュールの目安表を作成しました。
準備から振袖姿の撮影まで、安心して過ごせるよう準備する際の、参考としてお役立てください。
目次
はたちのつどいの主な流れ
はたちのつどい当日の流れは、式やその準備・写真撮影などで細かい時間が前後します。まずは基本の流れをおさえておきましょう。以下の流れはよくある当日の流れをまとめた一例です。
- 1.レンタルの場合は式典前に着物を受け取る
- 2.美容院など指定された場所で着付けやヘアメイクなどを受ける
- 3.成人式会場へ移動する
- 4.式典に参加
- 5.レンタルの場合は振袖を脱いで返却
なお、振袖の用意などは式を迎える年の1〜2年前から始める場合もあります。レンタルなら式典の数か月前からでも借りられる場合がありますが、お仕立てする場合は特に時間が必要です。こだわりがあるなら、できるだけ早めに準備しましょう。
また、はたちのつどいでは記念写真を撮ります。この撮影によっても当日スケジュールは異なるため、注意が必要です。
当日撮影をする場合のスケジュール
はたちのつどいの式典と振袖姿を撮影する場合、1日で複数の予定をこなさなくてはなりません。式典と撮影に間に合わせながら活動するため、朝早くから行動する場合がほとんどです。
以下のスケジュールは、朝の着付けから撮影・同窓会参加までの行動と時間をまとめたものです。着付けの予約や式典の開始時間により前後するため、目安として捉えておきましょう。
時間 | 活動内容 |
4:30 | 起床して簡単に身支度する |
5:30 | 美容院などでヘアメイクや着付けする |
9:00 | 式典会場に移動 |
10:00 | はたちのつどいの式典に参加 |
11:00 | 式典終了後、友人と写真撮影 |
12:00~ | 式典会場から移動、昼食などを済ませる |
14:00 | フォトスタジオで写真撮影 |
15:00~ | 親戚へのあいさつ回りや振袖の返却(レンタルの場合) |
16:00~ | 同窓会などに参加 |
なお、撮影のタイミングは着付けすぐの場合があります。また、式典が午後からの場合、いくつかの行動が入れ替わる可能性もあるでしょう。当日は、式や写真撮影のタイミングをよく把握したうえで計画するのがポイントです。
前撮り・後撮りをする場合のスケジュール
場合により、はたちのつどいとは別日に写真撮影する場合もあるでしょう。その場合、以下のような日程になります。
時間 | 活動内容 |
4:30 | 起床して朝の身支度を簡単に済ませる |
5:30 | 美容院などでヘアメイクや着付けをしてもらう |
9:00 | はたちのつどいの式典に参加 |
10:00 | 式典開始 |
11:00 | 式典終了 |
12:00~ | 友人と写真撮影などをしたあと、会場から移動して昼食 |
14:00~ | 親戚のあいさつ回りや振袖の返却(レンタルの場合) |
16:00~ | 同窓会などに参加 |
撮影が必要ないため、当日撮影するパターンよりは余裕があります。しかし、式典の時間に合わせてヘアメイクや着付けをする関係から、朝早く起きる場合がほとんどです。余裕があるからといって油断しないようにしましょう。
前日までにしておきたい準備
はたちのつどいの準備は、振袖の用意だけではありません。着付けやスケジュールにより、自分たちで用意すべき準備もあります。以下の準備は前日までに済ませておきましょう。
着付けや当日の持ち物を用意しておく
はたちのつどい当日に着る服は前日までに用意しておきましょう。着付けの際、最低限用意しなくてはならないものが、以下の物です。
これらに加え、体型によってはタオルなどを用意しなくてはならない場合もあります。振袖を用意する際にセットで用意してくれる所もありますが、自分で用意しなくてはならない場合もあります。購入する際は必ず確認しておきましょう。
あわせて服装以外の持ち物も用意してください。式典などにより用意すべきものは異なりますが、以下の物をあらかじめ用意しておけば、振袖で外出中も快適に過ごせます。
・はたちのつどいの招待状
・ハンカチティッシュ
・メイク直し用コスメ
・着付けに使ったクリップや洗濯ばさみ
・お財布
・スマートフォン
・モバイルバッテリー
このうち、はたちのつどいの招待状は必ず持っていきましょう。忘れると会場に入れない恐れがあります。当日使用するバッグが手に入ったら、真っ先に入れておくと安心です。手荷物が多くなりそうな場合は、サブバッグも用意するといいでしょう。
ちなみに、着付けに使ったクリップや洗濯ばさみがあると、トイレに行く時着物を押さえる手間がかかりません。着崩れ防止にも役立つため、余裕があれば持っていくことをおすすめします。
身だしなみを整えておく
はたちのつどい前日までに身だしなみを整えておきましょう。
普段髪を染めているなら、当日着る服装や振袖・ヘアアクセサリーに合わせて染め直しておくと、ちぐはぐな印象を防げます。ネイルやまつエク・パーマもしたいならこちらも事前に済ませておきましょう。
メイクの映えをよくするなら、お顔そりなどを受けておくのもおすすめです。カミソリの刺激などが気になるなら、こちらは2〜3日前には済ませておきましょう。前日は湯船につかってリラックスすると、しっかり眠れるため早起きによる寝坊や体調不良を防げます。
はたちのつどい当日の注意点
はたちのつどい当日は、振袖やヘアメイク上の注意点を守る必要があります。前日だけでなく当日も気を抜かないようにしましょう。
時間に余裕を持って行動する
振袖の着付けやヘアメイクは、予定が詰まっているため遅れると周りに迷惑をかけてしまいます。大幅に遅れてしまったために順番を後回しにされ、式典に間に合わなかったケースもあります。
当日は早め早めの行動と余裕あるスケジューリングを意識しましょう。
朝シャンはNG
朝にお風呂に入る方や、早起きのために当日シャワーを浴びる方がいますが、はたちのつどいの際はNGです。ヘアセット直前にシャンプーしていると、髪の毛に癖がつかず、せっかくのセットが崩れやすくなります。
また、セット前にワックスやスプレーを使うのも厳禁です。お風呂は前日までに済ませておきましょう。
どこまでメイクしてもらうかを必ず確認する
はたちのつどいのメイクは、ヘアセットや振袖の着付けのように必ずしてもらえるとは限りません。着付け会場や美容室によっては、部分メイクだけでベースメイクは自分でやらなくてはならない場合もあります。会場ではどこまでメイクしてもらえるか必ず確認しておきましょう。
メイクを受けられない場合や、部分メイクだけの場合、自分でメイクする必要もあります。これは、敏感肌で使えるメイクが限られている場合や、ベースメイクにこだわりたい場合も同様です。
当日メイクが必要な場合は、事前に何度か練習しておきましょう。メイクに手間取って式典に遅刻する、などの事態が起きないようにしてください。
洋服は前開きが便利
通常、着付けはメイクとヘアセットの後に行われます。メイク用品などで着物を汚さないためです。前撮りや後撮り・はたちのつどい当日は、頭からかぶるタイプの洋服は避けて、前開きの服を着ましょう。
なお、ヒートテックなどを振袖の下に着ていく場合は、この限りではありません。着付けのときにはインナーは脱がないことを伝えましょう。
振袖の着崩れに注意
振袖は移動のときなどに着崩れします。着ている間はできるだけ着崩さないよう注意しましょう。
例えば、椅子に座るときに深く腰掛けると帯が潰れてしまいます。座るときは浅く腰かけてください。また、車で移動する場合、ヘアセットや髪飾りが天井などに引っかかって潰れる恐れがあります。狭い所に入る場合は、いつも以上に頭を下げて入りましょう。
まとめ
はたちのつどい当日のスケジュールは、早起きや必要な道具の用意など、とても大変です。また、当日の行動や式典などにより時間も左右されます。事前に確認して、いつでもスムーズに動けるよう準備しておきましょう。