はたちのつどい(成人式)で振袖を着ることになり購入するか、レンタルするかで迷っている人もいるのではないでしょうか。
振袖を購入するにしても、レンタルするにしてもどちらにもメリット・デメリットがあります。
そのため、両方の違いを比較したうえで購入かレンタルかを検討する必要があります。
はたちのつどい(成人式)は一生に一度の大切な行事だからこそ、失敗しない振袖選びをしていきましょう。
1.振袖の購入とレンタルどっちが多い?
振袖を購入するかレンタルするかで迷っている人にとって、どちらを選んでいる人の方が多いのか?が気になるところだと思います。
振袖を購入される方もいますが、レンタルを選ぶ人の割合も増えています。
購入するかレンタルするかは、振袖の使い方によっても変わってきます。
振袖は、着物だけでなく帯やバッグ、髪かざり、草履などの小物も一式でそろえなくてはいけなくなります。
はたちのつどい(成人式)では、他にもかかる費用が多いので、総合的な予算も含めて検討するようにしていきましょう。
具体的にどちらが多いのか詳しく見ていきたいと思います。
①振袖をレンタルするメリット
振袖をレンタルするときのメリットから見ていきましょう。
・コストを抑えて振袖が着られる
・保管場所やメンテナンスの手間がかからない
・トレンドを意識した振袖が着られる
それぞれ詳しく説明します。
・コストを抑えて振袖が着られる
振袖をレンタルすることで、購入するよりもコストを抑えられるメリットがあります。
振袖をそろえようとすれば50万円前後のお金がかかってしまいます。
レンタルであれば20万円前後(人気の振袖になると少し値段が上がることも)が相場になります。
できるだけ、コストを抑えて振袖を着たいと思っている人にとってもレンタルのほうが負担も少なく、はたちのつどい(成人式)の振袖が着用できます。
・保管場所やメンテナンスの手間がかからない
着物に馴染みの少ない人だと、保管場所やメンテナンス、クリーニングなどの不安も出てきます。
タンスや衣装ケースにしまっている人が多いのですが、湿気が多い気候になるため定期的な風通しも必要です。
また、振袖が汚れてしまったときはクリーニングに出さなくてはならず、1万円前後の費用がかかります。
レンタルであれば、これらの心配もなく着たあとはそのまま返却するだけで簡単です。
・トレンドを意識した振袖が着られる
振袖のレンタルだと、最新トレンドを意識した振袖が選べる魅力もあります。
振袖はその年によっても流行が変わってきます。
そのため、最新モデルを着てはたちのつどい(成人式)に出たいと考えている人もいるのではないでしょうか。
振袖を購入するとなると、長く着られるようなはやりすたりのないデザインになってしまいます。
その点、レンタルは今着たいと思える振袖を選べるメリットもあります。
②振袖をレンタルするデメリット
振袖をレンタルするデメリットについて見ていきましょう。
・着る回数が多いときは購入のほうが安い
・体型によって選べる振袖の範囲が決まってしまう
それぞれ説明していきます。
・着る回数が多いときは購入のほうが安い
振袖をはたちのつどい(成人式)のみで着るのであれば、レンタルのほうが安くなります。
なかには卒業式で振袖を着る予定がある人や、妹がいて着る場合は購入してしまったほうが安くなることもあります。
最初から共有で着ることが決まっている場合は、姉妹の身長の中間サイズに仕立てておきましょう。
結婚式に参列するときに振袖を着ることもあるかもしれません。
2回以上着る予定があるときは、振袖の購入を検討してみてもいいと思います。
・体型によって選べる振袖の範囲が決まってしまう
レンタルした振袖は、決まったサイズに仕立ててあります。
そのため、自分の体型に合わせて仕立てることはできません。
身長やスリーサイズを元に体型にあった振袖のなかで選ぶことになります。
体型は人にとっても違うものだからこそ、ぴったりとは言えない部分もあるかもしれません。
また、体型によっては選べる振袖の種類が少なくなってしまうので、事前に確認しておきましょう。
③振袖を購入するメリット
振袖を購入するメリットを見ていきましょう。
・好きな時に振袖が着られる
・自分の体型にあった振袖を選べる
・はたちのつどい(成人式)の思い出になる
それぞれ説明していきます。
・好きな時に振袖が着られる
振袖を購入した場合、好きな時にいつでも着られるメリットがあります。
はたちのつどい(成人式)のあとに卒業式など自分の振袖で出たいと考えている人もいるのではないでしょうか。
振袖はきちんと保管ができていれば長く着用できます。
自分だけでなく娘やお孫さんまで振袖を残したいと考えている人にとっては、振袖を購入するのがメリットといえるのではないでしょうか。
・自分の体型にあった振袖を選べる
振袖のレンタルになってしまうと、自分にぴったりのサイズ感で着る事はできません。
振袖や着物全般に言えることですが、サイズが合ったものは着姿がとても美しく、長時間着ても着崩れする心配がなくなります。
はたちのつどい(成人式)は写真を撮り記念として残しておくことも多いので、着姿にこだわりたいと考えている人にもおすすめです。
着物に慣れていない人が、きれいに着物を着たいと思うのであれば自分のサイズに合わせて仕立ててもらうのをおすすめします。
・はたちのつどい(成人式)の思い出になる
はたちのつどい(成人式)は一生の思い出です。
手元において大切に保管することができます。
振袖を選ぶまでの両親とのやりとりなど、大人になってからいい思い出になるのではないでしょうか。
振袖を見返すたびに、大切な思い出がよみがえってくると思います。
いつかママ振袖として共有できたら素敵ですね。
④振袖を購入するデメリット
振袖を購入するデメリットについて見ていきましょう。
・まとまったお金が必要になる
・メンテナンスの手間やクリーニングにお金がかかる
それぞれ説明していきます。
・まとまったお金が必要になる
振袖を購入する場合、50万円以上のまとまったお金が必要になります。
レンタルと比較しても料金が高くなるため、負担に感じてしまうこともあると思います。
振袖は着る人に合わせて仕立てる必要があるため、着物そのもの以外にもかかる費用があります。
また、振袖に描かれている柄も、職人さんが丁寧に仕上げているものも少なくありません。
そのため、柄にこだわったものはその分、振袖の費用も高くなります。
・メンテナンスの手間やクリーニングにお金がかかる
振袖を購入した場合、定期的なメンテナンス費用がかかってきます。
今の振袖は、汚れにくい加工をしたものも多い為、昔よりは手間もかかりません。
でも、クリーニングに出そうとすれば、1万円前後の費用がかかってしまいます。
長期的に保管することを考えると、メンテナンス費用が問題なく出せるかどうかによっても変わってきます。
お手入れ方法については、事前に購入するお店で相談しておくのをおすすめします。
2.振袖は購入?レンタル?
はたちのつどい(成人式)の振袖を、購入したらいいのかレンタルするべきか「着る回数」を基準にしてみてもいいと思います。
実際にどのくらい着る機会があるの?と疑問に思っている人もいるかもしれません。
主な着用シーンを紹介します。
・卒業式
・結婚式(姉妹や友人など)
・結納をするとき
・茶道などの習い事
にて、振袖を着ることになると思います。
もちろん、結婚式などは洋装になるかもしれませんし、必ず着るとは限りません。
振袖は未婚女性の正装としても知られています。
そのため、はたちのつどい(成人式)以外にも着る機会が多い人もいます。
振袖姿は美しいものですし、着ていくとよい印象を持たれます。
着る回数が2回以上になるのであれば購入を検討してみてもいいでしょう。
また、どうしても決まらないときは一度レンタルを見に行ってから決めるようにしてください。
はたちのつどい(成人式)までの時期によっても変わってきますが、早い段階で人気の柄が埋まっていることもあります。
体型によっては好みの振袖を選べないなどの事情も出てくると思います。
そのため、気に入ったものがない場合は、購入するのも一つの方法です。
レンタル店や時期によっても変わってきますので、じっくり検討してください。
まとめ
振袖を購入するか、レンタルするかは誰もが悩む部分だと思います。
費用面の違いもありますし、選べるデザインや仕立て、メンテナンスなどの手間も踏まえて選ぶようにしましょう。
はたちのつどい(成人式)は記念に残る大切なイベントだからこそ、納得して着られる振袖を選びたいものですね。
振袖を購入する、レンタルするどちらもメリット・デメリットがあるからこそ、じっくりと検討したうえで決めるようにしていきましょう。