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遅い振袖予約のデメリットは?ベストタイミングはいつ?


「振袖予約、今からだともう遅い!?」
自分の理想通りの振袖姿になるための、ベストタイミングがあることをご存じでしょうか?
ベストタイミングを逃した、遅い振袖予約にはデメリットがあります。
このコラムは、振袖のレンタル予約が遅いことのデメリットとベストタイミングの解説です。
効率よく準備して、悔いのないはたちのつどい(成人式)をお迎えください。

デメリット1 選べる振袖が少ない

振袖ラインナップ

「振袖レンタルってギリギリでも間に合うでしょ?」
そのように思われている方は、要注意です。
確かに、近年は様々な形態の振袖レンタル店があるので、はたちのつどい(成人式)直前でも振袖を用意することはできます。
ただし、どのような振袖でも良ければ、の場合に限ります。
振袖レンタルは早いもの順です。
早く動いた方から、流行の色、柄を選べます。
当然、予約が遅かった方は、残ったものから選ぶことになります。
頭に思い描いていた振袖姿を実現できなくなる可能性は、遅ければ遅いほど高まるのです。
また、毎年、着物専門店が発表する新作にも人気が集まります。
タイミングよく予約できた方にだけ、お召しになれる特権なのです。

振袖に合わせる小物類も予約の早い方から選べることが、基本となっています。
振袖は、小物の合わせ方によって印象が変わるので、
「小物は何でもいいのかな?」
と、お考えの方はご注意ください。

この通り、振袖レンタルの予約は、タイミングが重要なポイントとなってきます。

デメリット2 着付け・ヘアメイクの時間

着付け・ヘアメイクの時間

「私は、振袖にこだわりがないから、ギリギリに準備してもいいのかな?」
と思われた方は、黄色信号です。
ある着物専門店の店頭で、このような会話が繰り広げられました。

店員
「いらっしゃいませ。何をお探しでしょうか?」
お客様
「振袖をレンタルしようかと考えています」
店員
「当店では振袖のレンタルも取り扱っております」
お客様
「レンタルっていつまでにすれば間に合うのですか?母は、振袖はたくさんあるから、はたちのつどい(成人式)のギリギリ直前でいいよって言っているのですが…」
店員
「確かに、お母様のおっしゃる通り、振袖がなくなるということはありません」
お客様
「あ、そうなんですね」
店員
「でも、問題は、着付けとヘアメイクの予約なんです」
お客様
「え?着付けとヘアメイクがネックになるんですか?」
店員
「そうなんです。振袖レンタルには、着付け・ヘアメイクがセットになっていることがほとんどです。振袖の予約が早い方から、着付け・ヘアメイクの予約も取れます」
お客様
「振袖予約が遅いとどうなってしまうのですか?」
店員
「着付け・ヘアメイクの予約の時間が深夜から早朝になってしまうこともあるのですよ」
お客様
「え~!」

着付けとヘアメイクの予約も、早ければ早い方が良いということです。
振袖だけ用意しても、着付けとヘアメイクができなければ意味がありません。
着物専門店の振袖レンタルでは、着付け・ヘアメイクがセットになったプランを大半のお客様がお選びになります。
つまり、振袖予約が早ければ、着付け・ヘアメイクの時間もお選びになれる枠が多いということです。

お客様の実例をご紹介します。
そのお客様は、かなりギリギリで振袖レンタルを予約されました。
着付け・ヘアメイクがセットになったプランを申し込まれたのですが、もう枠がほとんど残っていません。
仕方なく、早朝4時からの着付け予約されました。
はたちのつどい(成人式)当日、普段ならまだ熟睡している時間だったため、お客様は起きられなかったのです。
結局お客様は、着付け・ヘアメイクが出来ず、振袖ではたちのつどい(成人式)に参加できなくなってしまいました。

このような悲しい日には、していただきたくありません。
振袖予約は、お早めにしていただくことをお勧めします。

デメリット3 早期特典が受けられない

着物専門店のレンタルでは、早期予約された方だけに提供される特典があることをご存じでしょうか。
内容は異なりますが、多くの店舗で導入されています。
以下は、早期特典の実例です。
・着付け・ヘアメイクが無料。
・料金の割引。
・振袖の変更可能。
・前撮り撮影無料。
・大学卒業式のレンタル割引。
早く予約するだけで、このようなお得なサービスが受けられます。
まさに、早い者勝ちですね。
予約が遅いだけの理由で、本当は受けられるはずの特典が受けられないのはもったいないと思いませんか?
いつかは予約することが決まっているのであれば、お早めに検討してはいかがでしょうか。

ベストタイミング1 二年前の冬

二年前の冬予約がベストタイミング

それでは、振袖レンタルのベストタイミングはいつなのでしょうか?
第一位は、はたちのつどい(成人式)二年前の冬です。
高3の1月から3月に始めていただくことをお勧めします。

その理由は、振袖の数が一番多いからです。
1月にはたちのつどい(成人式)が終わると、クリーニングを済ませた振袖が各店舗に続々と戻って来ます。

たくさんの種類の中から、ご自分のお好みの振袖をお探しいただけるベストタイミングです。
はたちのつどい(成人式)から時間があり、お友達もこれからという時期なので、気持ち的にも余裕が持てます。

ただし、この時期は受験が終わっていない方も多くいらっしゃいます。
受験が終わったら、すぐにレンタル予約しようとお考えいただく方が多いのですが、なかなか思った通りには行かないことも多いのが実情です。

以前、お客様の中に、このような実例もございました。
そのお客様は、国立大学を受験されたため、高3の卒業式ぎりぎりまで進路が決まっていませんでした。
推薦や私立大学を受験された方は、すでに進路が決まり、振袖のレンタル予約を始められているお友達もいらっしゃったようです。
しかし、受験が終わるまでは振袖を探す気持ちになれなかったお客様は、勉強に集中され見事国立大学に合格されました。
大学入学後も振袖のことは気になってはいたのですが、新しい生活に追われそれどころではなくなってしまったのです。
結局、振袖レンタルの予約が、ギリギリになってしまいました。
もう、振袖の数も少なく、納得できるコーディネートにはならなかったそうです。
お客様は、タイミングを逃してしまった、と悔しそうに呟いておられました。

ここぞというタイミングを逃してしまうと、延び延びになってしまうのが人間の特徴なのかもしれません。
お勉強の息抜きも兼ねて、その数時間を2年後の笑顔のための投資だと考えていただければ嬉しいです。

ベストタイミング2 一年半前の夏

高校卒業後の夏は、二番目のお勧めタイミングとなっております。
その理由は、各メーカーの新作が発表となる時期だからです。
振袖は、洋服と違い流行の移り変わりの早さが緩やかです。
振袖には普遍的な美しさがあります。
小物によってもイメージを変えられるので、トレンド影響を受けにくいのです。
とはいえ、新作は、振袖の古き良き世界観と時代のニーズをかけ合わせ産まれた、各メーカーの汗と涙の結晶となっています。
流行に敏感なお嬢さま方の中には、
「絶対に新作がいい!」
と、ご希望になられる方も毎年いらっしゃるのです。
新作は、店頭に並ぶとすぐに予約が埋まることも稀ではありません。
新作を身にまとって、はたちのつどい(成人式)を過ごされたい方は、高校卒業後の夏がベストタイミングです。
ただし、各メーカー、新作の出るタイミングは変わることがあります。
正確に知りたい場合、あらかじめお問い合わせいただいた方が安心です。

ベストタイミング3 半年から一年前

絵柄を選びたい

予約のピークが過ぎた半年から一年前は、振袖を選べる選択肢が少なくなってくる時期です。
着付け・ヘアメイクの枠も残り少なくなってくるので、お急ぎいただいた方が良いかもしれません。

はたちのつどい(成人式)の半年前に、予約されたお客様の実例をご紹介します。
そのお客様は、高3の3月の後半まで受験がありました。
受験のストレスから、高3の一年間で10キロも太ってしまったそうです。
受験が終わり、太ってしまった分は1年以上かけて頑張って戻されました。
普段の体形に戻ったはたちのつどい(成人式)の半年前に、振袖を予約されたのです。
10キロ以上の体型の変化がある場合、身幅のサイズも変わってきます。
サイズに合っていない振袖は、着崩れの原因になりかねません。
お客様は、ご自身の体形にピッタリ合ったサイズの振袖をお選びいただけました。

このように、体型が変わってしまった場合などを含めて、ギリギリのベストタイミングが半年から一年前と考えられます。
半年を切ると、振袖の数は少なくなり、着付け・ヘアメイクの枠も深夜~早朝の枠しか残っていないという状況になってしまうかもしれません。
一生に一度の晴れ姿ですので、遅くても半年前には予約を完了されていることをお勧めします。

まとめ

・振袖のレンタル予約が遅いデメリット1
選べる振袖が少なくなってしまうこと。人気の色や柄は、早いもの順でなくなっていく。
・振袖のレンタル予約が遅いデメリット2
着付け・ヘアメイクの時間枠が選べなくなってしまうこと。予約が遅いと深夜から早朝の枠になってしまうことも考えられる。
・振袖のレンタル予約が遅いデメリット3
早期特典が受けられなくなること。着付け・ヘアメイク無料や料金の割引など早く予約することで、お得なサービスが受けられることもある。

・振袖レンタルのベストタイミング1
はたちのつどい(成人式)の二年前の冬。レンタルされていた振袖が着物専門店の店頭に戻ってくる時期。選べる振袖が多く、着付け・ヘアメイクの時間もお選びになれる。
・振袖レンタルのベストタイミング2
1年前の夏。各メーカーの新作振袖が発表されることが多い時期。トレンドの最先端の振袖をいち早く予約できる可能性がある。
・振袖レンタルのベストタイミング3
半年から一年前。予約のピークは過ぎているので、お急ぎいただいた方が良いが、体型が変わった場合はサイズがピッタリの振袖をお選びいただける。

振袖の予約が遅いことのデメリットと、予約のベストタイミングを解説しました。
はたちのつどい(成人式)から2年前だと、実感がわかない方もおられるかもしれませんね。
しかし、振袖予約は早めに動いていただいた方が、自分らしい振袖姿の実現に近づくと言っても過言ではありません。

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