はたちのつどい(成人式)の振袖に似合うヘアカラー選びに迷っている人もいるのではないでしょうか。
定番の黒髪や自然な茶髪に限らず、遊び心を取り入れたハイトーンカラーやインナーカラーでの着こなしを楽しむ人も増えています。振袖は全体のコーディネートのバランスが重要です。
選んだ振袖によって似合うヘアカラーも変わってきます。華やかな着こなしを存分に楽しむためにも、どんなヘアカラーがあるのか、また選び方のコツについても、詳しく紹介していきたいと思います。
目次
1.黒髪に合わせる振袖の選び方
振袖のような和装を着るなら黒髪がいいと思っている人もいるのではないでしょうか。黒髪といっても真っ黒の人もいれば、ほんのり茶色の入った黒髪の人もいます。
日本人はかつて“黒髪が最も美しい女性の象徴”とされていた時期もあり、振袖や着物を着るときは黒髪をイメージする人も多いようです。
黒髪に合わせる振袖でおすすめなのが、はっきりとした濃い色です。赤・えんじ色、紫色、青色、緑色などのはっきりした色合いの振袖は、黒髪との相性がいいと言われています。
黒髪のつややかな美しさを引き立てますし、お互いに存在感があるのではたちのつどい(成人式)のようなイベントでも、華やかさを演出してくれるでしょう。
他にも着こなしが難しい水色の着物との相性もよく、清楚で爽やかな印象になります。
また、黒髪だと落ち着いた印象になってしまうため、振袖に描かれている柄が上部にもあり、多様な色彩を使ったものにするのもおすすめです。
黒髪と濃い色の着物は、白い肌を際立たせてくれるので、女性の美しさを引き出してくれる色でもあります。
他にも、ヘアアレンジとして、大きな花をモチーフにしたものを合わせて華やかさを演出していきましょう。黒髪には濃くはっきりとした色の振袖&柄や小物でアクセントを。
2.茶髪に合わせる振袖の選び方
茶髪でも、自然な髪色に近くナチュラルな印象になるのが「ダークブラウン」や「ナチュラルブラウン」「チョコブラウン」などのヘアカラーではないでしょうか。
なかにはベージュ系のヘアカラーにしようと考えている人もいると思います。優しい印象にも見えますし、黒髪よりもあか抜けた雰囲気になるので、茶髪に染める人も少なくありません。
かわいらしい雰囲気にも見えるので、茶髪の色によっても似あう振袖の選び方が変わってきます。
例えば黒髪に近い、ほんのりと茶髪の人は黒髪と同じように濃くはっきりとした色や柄の振袖もよく似合います。
また、清楚な印象にも見える淡い色彩の着物との相性もよく、上品な着こなしになります。大人の女性らしい落ち着いた印象を目指している人にとっては、ナチュラルな茶髪と淡い色彩の振袖の組み合わせはおすすめです。
はっきりとした茶色や明るめのカラーになると、同系色の振袖と合わせるのがおすすめです。茶髪でも赤味がかった色は、赤・オレンジ・黄色などの暖色系の振袖との相性がよく自然と馴染みます。
茶髪でもアッシュカラーなどのすっきりとした色合いや黄色系の場合は、青色や緑色などの寒色系の色との相性が良くなります。
茶髪は、基本的にはどんな振袖とも相性がいい髪色です。白やくすみカラーなどの着こなし方によっては地味に見えてしまう振袖も、おしゃれな雰囲気に見せてくれます。振袖を選ぶ幅を広げたいときは茶髪に染めて調整してみるのもおすすめです。
3.ハイトーンカラーに合わせる振袖の選び方
せっかくはたちのつどい(成人式)で振袖を着るなら、華やかに個性を出したい人は、ハイトーンカラーに染める人もいるのではないでしょうか。
一生に一度のことですし、普段はできない髪色に挑戦してみるのも面白いと思います。はたちのつどい(成人式)にはたくさんの人が来ますし、社会人になるとなかなかできる色ではありません。
あえてハイトーンカラーで派手な髪色に挑戦してみましょう。
ハイトーンカラーといっても色の系統によって変わってきます。例えば金髪であれば、赤やオレンジ、黒、緑色などのはっきりとした色彩の振袖との相性も良くなります。
全体的に華やかな印象になるので、振袖の柄を少し落ち着いた印象のものにするなど、調整してみてもいいかもしれません。
また、ピンク系の髪色や紫の髪色はかわいらしく女性らしい印象になります。あえて、紫の髪色にピンクの振袖を合わせてもかわいいですし、ピンクの髪色に白や淡い色の着物を合わせて全体的に優しい印象に仕上げてみてもいいと思います。
青系の髪色は、白や黒、紫色やもしくは青や紺色など寒色系の着物との相性もよく、自然と馴染んでくれます。かっこいい印象の着こなしになるので、個性を出しやすいのも青系のヘアカラーです。
振袖の色とヘアカラーの系統を合わせるだけでも、雰囲気が自然と馴染むのでおすすめです。統一感を出したいときは、ヘアカラーの色と帯紐など部分的に同じ色を取り入れることで、色のバランスも良くなります。
4.インナーカラーに合わせる振袖の選び方
全体を染めてしまうとちょっと派手な印象に見えてしまうと心配なのであれば、髪の内側だけに明るい色を入れるインナーカラーもおすすめです。
さりげないおしゃれ感を引き出せること、個性を演出でき派手過ぎずちょうどいいバランスです。またはたちのつどい(成人式)でアップスタイルにしたときも、アクセントになるのもポイント。
インナーカラーと振袖のメインの色を合わせるのもおしゃれなのでおすすめです。例えば、インナーカラーがピンクであれば、ピンク系の着物と合わせましょう。青系の振袖にはインナーカラーは青や水色などと相性が良くなります。
振袖の色を決めてからインナーカラーで染めるようにすると、選択肢も広がり選びやすくなります。インナーカラーは遊び心として日常的に取り入れている人もいるので、そこまでハードルが高いものでもありません。
部分的なウィッグを使ってインナーカラーを入れる人もいます。
5.はたちのつどい(成人式)でヘアカラーを楽しむときの注意点
はたちのつどい(成人式)でヘアカラーを楽しむうえで、いくつか注意点があります。大切なイベントでもあるからこそ、注意点をしっかりと押さえて選びましょう。
根元がプリンや色落ちしたヘアカラーはやめよう
はたちのつどい(成人式)に、染めてから時間が経ってできた根元のプリンや、色落ちしたヘアカラーはやめましょう。ヘアカラーが抜けてくると黄色っぽい印象になってしまい、清潔感がなくなってしまいます。
ダークブラウンでそこまで目立たないからと、プリンの根元のまま参加するのはおすすめしません。友人と写真を撮る機会もあると思いますし、外に出ると髪の色がプリンになっているのがはっきりと見えてしまいます。
振袖を着るうえで大人の女性の一歩と考え、身だしなみは整えましょう。はたちのつどい(成人式)前に髪を染められるように、早めに美容室の予約をするのをおすすめします。はたちのつどい(成人式)近くなると、予約が取れなくなってしまうので注意しましょう。
振袖を選んでからヘアカラーを決めよう
絶対にこのヘアカラーとこだわりがあるのであれば別ですが、いつもと違った印象にしたいと思っているのであれば、振袖を決めてからヘアカラーを決めるのをおすすめします。
振袖もメインの色はもちろん、柄の種類や入り方によっても印象が変わります。種類も多く、そのなかで気に入ったものを選ぶようになります。先にヘアカラーを決めてしまうと、その髪色にあった振袖を探さなくてはいけません。
好みの振袖が着られなくなってしまうこともあり、後悔することになってしまうかも…。まずは振袖を決めてから、黒髪のままにするのか、少し茶色を入れるのか、ハイトーンカラーに挑戦するのかなど、考えるようにしておきましょう。
ヘアケアは忘れずに
どんなに素敵なヘアカラーをしていても、髪が傷んでパサパサになっているとせっかくの印象も悪くなってしまいます。
そのため、はたちのつどい(成人式)前から、髪にトリートメントやオイルでお手入れをしておきましょう。髪に自然なツヤがあるほうが清潔感も演出できます。ハイトーンカラーにすると、髪が傷みやすくなるので念入りにヘアケアを行うようにしておきましょう。
6.まとめ
振袖とヘアカラーを選ぶ時のポイントをまとめます。
・黒髪 赤色・青色・緑色・水色などの濃くはっきりした色
・茶髪 基本的になんでも似合う。同系色の色を選ぶ
・ハイトーンカラー 金髪は濃い色、ピンク×紫もおしゃれ
・インナーカラー インナーに入れるカラーと振袖を合わせる
振袖にあったヘアカラーを選び、おしゃれで華やかなはたちのつどい(成人式)を楽しみましょう。そのためにもどんな組み合わせの振袖と、相性がいいのかイメージしつつ決めてみてください。
また、前撮りと本番でヘアカラーを変えてみるのも印象が変わりいい記念になるのではないでしょうか。
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